唇顎裂の息子と歩む道

2016年男の子を出産。左の唇顎裂(口唇裂)という先天性の奇形をもって生まれてきました。その息子との生活を書いてます。

出産前に病院を決めておいてよかったなと実感

 

前回の記事で病院を選んだことを書きましたが 

出産前に病院選びをしておいてよかったです。

 

私自身は結局ネットを頼る以外方法がなく、周囲の話も踏まえ多分口唇裂では有名である昭和大学を選んだのですが

あとは出産後先生と相談したり看護師さんに相談すればいいかな。

最終判断はそうしよう。なんて思っていました。

 

が、実際は違いました。

以下、私が出産した病院でのお話です。

病院により違いはありますので参考程度に読んでいただければと思います。

 

看護師さんは情報をあまり持ってない

私は予定帝王切開なので出産前日午後入院で、術前準備や説明やNSTやらなんやかんやでバタバタし病院についての話を聞く暇なし。

普通分娩だったらなおさら時間はないでしょうね。

 

出産後、検温に来た看護師さんに息子の病院の話を振ってみました。

「えーどうなんだろうね。都内のことはよくわからないな。」

そうだね。都道府県が違ったら知らないかも。

じゃこの近辺では?と聞いてみても

「うちでもできると思うけど・・」

 

知らない様子でした。

500人に一人の割合というのだから、そんなに珍しくないのだと思っていたけど

この病院ではそれほど多くないのだなとしりました。

 

医師が候補を挙げてくれるとは限らない

出産から数日後、形成外科を受診しました。

その先生から「手術は生後半年くらい経ってから」といきなりいわれました。

里帰り出産だったので他の病院を紹介してくださいといいやすかったけど、そうじゃなかったらなんか・・いいにくいな・・

この病院で手術するって決められている雰囲気でした。

都内で手術をしたいと伝えたら

医師「じゃ病院はどこにする?紹介状書くから次までに決めてきて。」

('Д')

私『え、あ、あの、先生からここがいいんじゃないかなっていう病院はありますか?』

医師「病院なんてね、相性だから。どこがいいかは行ってみないとわからないしね。自分でさがすしかないんだよ。どこか考えてなかったの?」

私『少し調べて、昭和大がいいかと・・』

医師「じゃそこに紹介状かけばいい?」

 

こんな感じのやりとりでした。

私のイメージでは、都内ならA病院とかB病院がいいかと思うけどどうかな、みたいにいってもらえるのかなって勝手に思っていたので

なんか突き放されたような気分でした。

事前に調べておいて本当に良かった。

 

先生のいう、相性って本当に大切だと思う。

前回触れたように、症例数が多くても有名な先生がいたとしても

その先生に手術してもらえなくちゃ意味がないし

腕が良くても人間的にひどい先生だとちょっと・・と思っているのでよくわかります。

でもさ、先生と交流がある病院とかそういうの紹介してくれるんじゃないの?

素人が自力で探すものなの?

って思いました。

 (手術の時に同室になった方に聞いたら、いくつか先生の方から候補を挙げてくれたとのことでした。病院によって対応は違いますね)

 

ちょこちょこ情報収集できた

 私は上の子を連れての里帰りだったので、出産前は常時上の子と一緒でした。(当時2歳)

一緒にいるときはスマホは見れないので(嫌がる)検索もできず

昼寝もしない子だったので、夜の寝かしつけの後しか自由時間がなかったです。

といっても私も眠いのでそんなにはね、調べられず(笑)

それでも

  • 初診は何曜日受付か
  • いつ頃受診すればいいのか
  • 夫と一緒に行けそうな日はあるか
  • 持ち物は
  • 待ち時間は

 そんなあたりを調べられました。

これくらいのことでも、先の予定がすこしわかるのでそれだけでもちょっと安心した気分になれました。

 

 

産後は寝不足だし、授乳に時間がかかるしでとても調べられる状態ではなかったです。

出産して初めて口唇裂とわかったママさんから聞いた話だと

やはり産後は時間もなく冷静にもなれなかったので、なかかな病院が決められなかったと。そのため初診が遅くなり、結果手術も遅くなったとのことでした。

私は事前に知れてラッキーだったんだと思います。

珍しくはない病気とはいっても、普通の総合病院や参院ではそうそういないみたいだし

同じ時期に出産した人に同じ状況の人は、まぁいないだろうし。

相談もできる相手はいないんですよね・・