唇顎裂の息子と歩む道

2016年男の子を出産。左の唇顎裂(口唇裂)という先天性の奇形をもって生まれてきました。その息子との生活を書いてます。

口唇裂と告げられた日  エコーから告知まで

私は妊娠中に口唇裂と医師から言われました。

それは、妊娠36週のことでした。

私は里帰り出産の予定でしたので、34週から地元の総合病院に転院しました。

そこの病院では、30週以降はエコーは1回しか行いません。

あとは助産師さんが行う簡易エコーのみとなります。

上の子のときがそうでした。

しかし、上の子はその最終エコーから出産までの間の1か月、まったく成長しておらず

2000gの低出生体重児として生まれました。

しかも、羊水がゼロの状態でへその緒も3重に巻き付いてました。

簡易エコーではそのことも分かっていない状態でしたし、結局なぜそうなったかもわかりませんでした。

そのため、34週以降毎回エコーを行うことを私からお願いしました。

(多分個人病院では毎回エコーをしてもらえます)

 

それで迎えた36週のエコー。

エコーは産科の外来ではなくエコー室で行うため、技師さんが施行してくれます。

研修生がいて見学をしてました。そのためいつもより時間が長めでした。

でも、普段そんなにじっくり見ない場所をいつもより時間をかけていることに気づいたんです。

あれ・・なんかいつもと違うな・・

そう感じたので、画面を見てみましたが当然何もわかりませんでした。

技師さんは医師ではないので何か異常があってもこの場では教えてくれないです。

不安を感じながら産科の外来へ移動しました。

 

いつもの内診のはずが

その日は主治医の内診の日でした。

内診室に入り、いつも通りの内診を受けました。

しかし「ちょっとおなかからも見せてね」と先生がエコーをあてました。

あ、やっぱりなんかあったんだ。

疑心が確信に変わりました。

その後待合室で診察待ちをします。

その間にいろいろ考えました。

染色体異常かな。心臓でも悪いのかな。鎖肛かな。

とにかくなにかあるんだ。

待ち時間の15分くらい、いろいろ頭を巡らせましたが、その時間で覚悟を決めました。

 

そして診察の時

部屋に入ると主治医から

「さっきのエコーでね、口唇裂かもしれないって。これがその画像。」

とエコーを見せられました。

私の感想としては

「そう来たかー!」( ゚Д゚)

でした。

だって、口唇裂は思い浮かばなかったんですもの。

 

「ま、腸が間に入り込んでこういうふうに映ることもあるから、まだわからないけどね」

そう付け加えられました。

でも、私は間違いないと思いました。だって、素人の私が見てもしっかり割れているのが分かったんです。

 

 

長くなったので、続きます。